キャップド鋼とは?
キャップド鋼とは、未脱酸の溶鋼を鋳型に注入後間もなく脱酸剤を加えるか、又は鋳型にふたをし、リミングアクションを早目に強制的に終了させ、内部を静かに凝固させた鋼の事。 前者を『ケミカルキャップド鋼』、後者を『メカニカルキャップド鋼』という。キャップド鋼とは、表層部をリムド鋼のような清浄なものとするとともに、内部をセミキルド鋼のような偏析の少ない状態とし、尚且つ気泡によって収縮孔を相殺しようとしたものを指す。